2007年6月17日日曜日

リストカット

兄を殺し損ねた後の事でした。

僕のリストカットが始まりました。

理由は簡単です。





自分が生きている事を確かめたかったからです。





頭がおかしいと笑いますか?

なんでそんな事を疑問に思うのか不思議ですか?

その時の僕の状態は酷いものでした。





生きている感覚が無いのです。





これはとても大きな恐怖と不安を僕にもたらしました。

まるでロボットのように、感情なんて無くなってしまって、生きているかどうかさえも解からなかったんです。

誰にも言えない心の傷が限界を向かえたのでしょう。

何も嬉しくない。

何も楽しくない。

何も感じない。





感じるのは底なしの不安と辛さだけでした。




その辛さを紛らわす為に僕はリストカットを始めました。

自分で腕を切り、血が流れていく。

その時だけ生きて居る事を実感出来たのです。

頭がおかしいと言われればそれまでですが。

それだけが生きている証であり、痛みが僕に生きて居る事を教えてくれたのです。





涙を流す事が出来ない心が、代わりに血を流したのだと、今は思っています。




ただ、リスカで得られる安心感などは一時的なものであり、切り終えた瞬間からまた不安に包まれていました。

でも、それが生きる術を知らない13歳の子どもが出来る唯一の救いだったのです。





逃げる事が許されない家庭。





そんな中で潰された心が生き残る為には…それしかなかったのです。

リストカットは僕の日課となり、日を追うごとに傷は深くなっていきました。

腕は傷だらけになり、皮膚は硬くなっていきました。

毎日、多い時は30回以上切っていました。

その時は何とか生きている事が出来たのです。













これから、僕の本当の葛藤が待っているとも知らずに。