リストカットをする毎日が過ぎて行き。
気が付くと、僕は中学三年生でした。
その頃には家出をして、友達の家に泊まることが多くなりました。
同じ様な家庭に育った友達が集まり、酒を飲み、タバコを吸い、騒ぎ、寝る。
受験から目を背けるように、僕達はドンドンと荒れていきました。
酒を飲んで、騒ぐ事が日課でした。
それが、中学生に出来る最大にして唯一の逃げだったのです。
耐え切れない奴は号泣して、自分の家庭を嘆きました。
僕は泣いた事はありませんでしたが、友達の話は聞いていました。
そして、その度に思ったのです。
大人とはなんと汚い生き物だろう・・・?と。
性欲に任せてに子どもを作り、育てられもしないくせに親という権力を使って子どもを虐待する。
何が親だ。
何が教師だ。
何が大人だ。
ふざけるな。
そんな思いが体を包んでいました。
保身に走る親、教師、大人。
当たり障り無く生きようとし、本当に助けが必要な子どもを無視する。
その行為はとても醜いものとして僕の目に映りました。
世間では家出をし、酒を飲み、タバコを吸う中学生なんてゴミ以下の存在なのでしょう。
それでも全く構わなかった。
汚い大人にどんな判断をされようが関係無かった。
本気で助けてくれる大人なんて周りに一人も居なかったのだから。
こうなったら、大人全員に復讐してやる。
まずは教師からだ。
こんなゴミ以下の奴でも、勉強さえ出来れば何も言わないんだろ?
中学生の価値なんて勉強が出来るか、出来ないかなんだろ?
勉強がいかに人間性に影響が無いものか思い知らせてやる。
僕は狂ったように受験勉強を始めました。