狂ったように受験勉強を始めたのは、夏期講習の頃だと思います。
中三までの二年間は勉強を全くしなかった事もあり、成績はオール2でした。
人より二年分遅れている僕の学力を取り戻すため、一日平均で十時間ぐらい勉強をしました。
原動力となっていたのは、大人に対する激しい怒りでした。
勉強が出来れば良い、勉強が出来なければゴミ以下。
ふざけんな、と思っていました。
勉強でその人の何が解かるというのか?
そんなものでしか人を判断出来ないのか?
だったら、俺は勉強出来るようになって、お前らに言ってやる。
「勉強なんて何の価値も無い。こんな人間としてクズのような奴でも勉強さえ出来れば認められるんだよ。」と。
その思いは非常に強く、僕を動かし続けました。
成績はみるみる上がり、僕は二学期にはオール4ぐらいの成績を取っていました。
怒りに支配されていたのです。
リストカットも続いていました。
壊れた僕は全てを呪っていました。
母親、父親、長男、教師、全ての大人、そして自分自身を。
その呪いはこれから先、僕を苦しめる事になりますが、それは先の話。
涙が枯れ、感情が無くなり、勉強とリスカをする毎日。
気が付くと受験は目前でした。