2007年7月1日日曜日

失われた記憶

卒業目前の三月。

僕は放心状態でした。

大好きな友達との別れ。

大好きな地元との別れ。

僕には受け入れられるはずがありませんでした。





卒業式前日。





僕は特に仲の良い友達五人と帰りました。





あぁ、これでみんなで帰るのは最後なんだなぁ、と他人事のように思っていました。

信じられなかった。

夜は一人で泣き明かしました。





そして卒業式の日。




僕は式の間中、泣きっぱなしだった。

辛い経験を分かち合った友達との別れ…。

それは耐え難い苦痛を僕にもたらしました。





その日の夜。



僕の記憶が飛んだのです。

過去に家庭であった事全てが消えたんです。

なぜなのかは解かりません。

多分、友達との別れが大きなショックだったのでしょう。





僕に残っていたのは…自殺願望だけでした。



家庭であった辛い経験は全て忘れてしまいましたが、心は正直でした。

無意識のうちに溜め込んだ苦しみは根強く僕を支配していました。













そして、僕は高校に入学しました。