担任に現状を伝えてはみたものの、僕は何も感じませんでした。
悲惨な記憶が無かったせいもあるのだと思います。
僕は典型的なPTSDの症状に見舞われていました。
自分が自分で無い感覚。
担任に話した時でさえも、非常に冷静でした。
まるで他人事のように話をしたと思います。
辛い経験は僕から感情を奪って行きました。
あらゆるプラスの感情を奪い、負の感情さえも薄れていました。
何にも反応をしない、人形のような自分。
ただ、自殺願望だけを強く感じ、地元の友達以外は大切にしませんでした。
それ以外は僕にとっては何の価値も無いものだったのです。
学校、親、兄弟、高校の友達、周りの大人達。
それらは僕に深い怒りをもたらしました。
何も知らず、ヘラヘラ笑っている僕を本物だと信じ、疑わない姿は殺意すら覚えるものでした。
もちろん、間違いだらけの考えだったと思います。
しかし、それを抑える事は必死でしました。
それは何かが違う、と思っていたのかもしれません。
そんな僕の意思はある出来事をキッカケに、脆く崩れ去りました。