ある日の事でした。
酷い頭痛に襲われました。
慢性的な頭痛はありましたが、それとは比にならないほどの頭痛でした。
僕は道に倒れ、救急車で運ばれました。
様々な検査を受け、結果が出ました。
原因不明。
それが検査の結果でした。
その後、いくつかの問診を経て僕は精神科送りになりました。
リスカ、自殺願望、過去の虐待。
その事で精神科へ行く事が決まったそうです。
「僕の心は壊れているのか?」
その時、初めて思ったんです。
今まで限界でした。
自分の精神状態なんて考える余裕はありませんでした。
後日、僕は精神科へ行きました。
「今日はどうされましたか?」
先生の優しい問いかけに今まで溜めていたものが噴き出ました。
「今まで…殴られたりしながら育って、兄貴を殺しかけた事もあったし、自殺しようとして二回も失敗して、もう死にたいんです。」
涙が溢れました。
負の感情が体を包み、今すぐにでも死んでしまいたい気持ちでした。
リスカを始めて何年経っただろう?
自殺を考えて何年経っただろう?
家族を憎んで何年経っただろう?
何も感じなくなって何年経っただろう?
友達に作り笑いを始めて何年経っただろう?
そう、僕の心はとうの昔に壊れていたんです。
そう思うと涙が止まらなかった。
自分に同情した訳じゃない。
慰めて欲しい訳でもない。
ただ哀れだった。
ただ・・・自分が哀れだったんです。
それだけなんです。
「PTSDゆっくり、治して行きましょうね。」
僕がPTSDだと知ったのはこの時が始めてでした。
気が付くと、僕はもう大学生になっていました。