2007年11月24日土曜日

枯れた涙

PTSDと向き合う事を決意したのは大学一年の春でした。

そして、最初にやろうとした事。

それは・・・感情を取り戻す事。

生まれてから18年掛けて付いた傷は、僕から人間らしい感情を奪っていました。






何も感じない。





まるで自分がロボットのように。

何に対しても反応を示さないんです。

ただ、辛さだけは感じる。

何も感じない辛さ。

それは底無しの絶望感となり、僕を包んでいました。







何が辛いのかさえも解からない。





そんな状態でした。

何をすれば良いのか解かりませんでした。

ただ、自殺だけはしないようにするだけ。

あの時の僕にとって自殺はとても魅力的なものでした。






全ての辛さから解放される最後の手段だったんです。





でも、僕は生きる事を選んだ。

たとえ、それが辛く険しい道であっても。

なぜなら、大切な友人を悲しませたくなかった。

だから、耐える道を選んだ。






本当は・・・助けて欲しかった。





誰かに理解して欲しかった。

18年掛け、虐待され続けた僕の心を理解するなんて無理だと解かっていても。

それでも理解してほしかった、否定しないで欲しかった。

なによりも・・・。






親から愛されたかった。





心の何処かでまだ期待していたのかもしれません。

もしかしたら親や兄は僕を愛してくれていたのかもしれない。

僕が忘れているだけで大切に思っていてくれたのかもしれない。






しかし、現実はその淡い期待をクズのように捨てさせました。





現実は・・・今まで家であった事は・・・決して僕を愛しての行為じゃなかった。

ただ殴るだけのモノに過ぎなかった。

ただ罵るだけのモノに過ぎなかった。

ただ怒りを発散させるモノでしかなかった。






現実はあまりに冷酷に、僕に突きつけられました。





それでも涙は出なかった。

悲しかったんだろうなぁ~、とまるで人事のように思っていました。

まだ解離性障害だという事が解からなかったのでしょう。

僕はPTSDだけでなく、様々な精神障害を抱えてしまった。













PTSDと向き合う決意をしたのに、僕の前には絶望が広がっていました。