PTSDと向き合う事を決意したのは大学一年の春でした。
そして、最初にやろうとした事。
それは・・・感情を取り戻す事。
生まれてから18年掛けて付いた傷は、僕から人間らしい感情を奪っていました。
何も感じない。
まるで自分がロボットのように。
何に対しても反応を示さないんです。
ただ、辛さだけは感じる。
何も感じない辛さ。
それは底無しの絶望感となり、僕を包んでいました。
何が辛いのかさえも解からない。
そんな状態でした。
何をすれば良いのか解かりませんでした。
ただ、自殺だけはしないようにするだけ。
あの時の僕にとって自殺はとても魅力的なものでした。
全ての辛さから解放される最後の手段だったんです。
でも、僕は生きる事を選んだ。
たとえ、それが辛く険しい道であっても。
なぜなら、大切な友人を悲しませたくなかった。
だから、耐える道を選んだ。
本当は・・・助けて欲しかった。
誰かに理解して欲しかった。
18年掛け、虐待され続けた僕の心を理解するなんて無理だと解かっていても。
それでも理解してほしかった、否定しないで欲しかった。
なによりも・・・。
親から愛されたかった。
心の何処かでまだ期待していたのかもしれません。
もしかしたら親や兄は僕を愛してくれていたのかもしれない。
僕が忘れているだけで大切に思っていてくれたのかもしれない。
しかし、現実はその淡い期待をクズのように捨てさせました。
現実は・・・今まで家であった事は・・・決して僕を愛しての行為じゃなかった。
ただ殴るだけのモノに過ぎなかった。
ただ罵るだけのモノに過ぎなかった。
ただ怒りを発散させるモノでしかなかった。
現実はあまりに冷酷に、僕に突きつけられました。
それでも涙は出なかった。
悲しかったんだろうなぁ~、とまるで人事のように思っていました。
まだ解離性障害だという事が解からなかったのでしょう。
僕はPTSDだけでなく、様々な精神障害を抱えてしまった。
PTSDと向き合う決意をしたのに、僕の前には絶望が広がっていました。