2007年11月29日木曜日

桜とPTSD

ちょうどあの頃は桜が満開の時期でした。

溢れるピンク色の景色。

大学に植えてある桜が道に沿って、ずっと先まで咲いていました。

綺麗だった。

それは悲しいぐらい綺麗でした。

PTSDを背負った僕には、桜なんて全く興味はありませんでした。

綺麗に咲いた桜も、合格して浮かれる学生も、新しいキャンパスライフも、何もかもに興味が無かったです。







ただ、僕は自殺だけしないように・・・それだけに全力だったのでしょう。






いつまでも続くフラッシュバック。

いつまでも続く恐怖。

いつまでも続く苦しみ。

長い、本当に長いトンネルの中にいるような気分でした。







そして、それから逃れたい一心で腕を切り刻みました。





血を見ないと、生きているかどうかさえも自分で解からなかった。

リストカットの後には、激しい自責の念が襲ってきました。







また・・・やってしまった・・・。






ただ、自分の弱さに怒りと憎しみが湧くだけでした。

脆すぎる心。






許せなかった。





こんなにも弱い自分が許せなかった。

こんなにも醜い自分が許せなかった。

こんなにも汚い自分が許せなかった。






何より生きている事が許せなかった。





愚かで弱く最低な自分が・・・許せなかった。

自分を責め続けました。

それは容赦も無く。

本当ならば一番大切にしなければならない自分自身を、一番傷つけていました。













桜と一緒に散ってしまいたかった、大学一年の春でした。