2007年12月2日日曜日

文字と言葉

春のある日。

僕はPTSDについて、虐待について知識を収集していた時の事。

主にネットと本で知識を集めました。







少しでも自分の状態を詳しく知りたかった。






医者にそれを聞けるほど、僕は医者に心を開いていませんでした。

今も、病院は五分も面接しないで終わりにしています。

病院は薬を貰う所で話を聞いてもらう場所じゃない。

いつの間にかそんな思いが僕の中での当たり前になっていました。

きっと誰にも解かってもらえないから、話すだけ無駄だと。






人に期待なんてしてなかった。






人に無関心でいれば傷つかずに済む。

自分の傷は自分だけの問題。

だから周りに迷惑をかけたくなかった、いや、自分の一番深い所に踏み込まれたくなかった。






そしてあるサイトを見つけました。





星の数ほどあるHPの中、僕はそのページに辿り着きました。






文字を見て初めて号泣した。





そこには・・・。

虐待児がPTSDに至る過程や、その後のケアについて詳しく書かれていた。

そして、虐待児は自分の事を許してあげて欲しいとかかれていた。

腕を切る事も、理解されない苦痛も、悲しすぎる過去を背負ってきた自分をこれ以上責めないで、と。





「泣いても良いんだよ。

苦しかったら苦しいって言っても良いんだよ。

悲しかったら悲しいって言っても良いんだよ。

辛かったら辛いって言っても良いんだよ。」









涙が止まらなかった。








一番言って欲しかった言葉。

一番聞きたかった言葉。

名前も知らない誰かが書いた文章。

その文章に僕の心は救われた。

心の悲鳴が初めて聞こえた気がした。






こんなにも辛かったのか、と。




こんなにも傷を見ない振りを続け、心を殺してきたのかと。

涙は止まらず、夜の自室に僕の嗚咽が静かに響いていました。













心が静かに、ゆっくり、しかし確実に揺れた春の日の深夜の事でした。