春のある日。
僕はPTSDについて、虐待について知識を収集していた時の事。
主にネットと本で知識を集めました。
少しでも自分の状態を詳しく知りたかった。
医者にそれを聞けるほど、僕は医者に心を開いていませんでした。
今も、病院は五分も面接しないで終わりにしています。
病院は薬を貰う所で話を聞いてもらう場所じゃない。
いつの間にかそんな思いが僕の中での当たり前になっていました。
きっと誰にも解かってもらえないから、話すだけ無駄だと。
人に期待なんてしてなかった。
人に無関心でいれば傷つかずに済む。
自分の傷は自分だけの問題。
だから周りに迷惑をかけたくなかった、いや、自分の一番深い所に踏み込まれたくなかった。
そしてあるサイトを見つけました。
星の数ほどあるHPの中、僕はそのページに辿り着きました。
文字を見て初めて号泣した。
そこには・・・。
虐待児がPTSDに至る過程や、その後のケアについて詳しく書かれていた。
そして、虐待児は自分の事を許してあげて欲しいとかかれていた。
腕を切る事も、理解されない苦痛も、悲しすぎる過去を背負ってきた自分をこれ以上責めないで、と。
「泣いても良いんだよ。
苦しかったら苦しいって言っても良いんだよ。
悲しかったら悲しいって言っても良いんだよ。
辛かったら辛いって言っても良いんだよ。」
涙が止まらなかった。
一番言って欲しかった言葉。
一番聞きたかった言葉。
名前も知らない誰かが書いた文章。
その文章に僕の心は救われた。
心の悲鳴が初めて聞こえた気がした。
こんなにも辛かったのか、と。
こんなにも傷を見ない振りを続け、心を殺してきたのかと。
涙は止まらず、夜の自室に僕の嗚咽が静かに響いていました。
心が静かに、ゆっくり、しかし確実に揺れた春の日の深夜の事でした。