僕は自分のお腹に刺すつもりだった包丁を床に落としました。
そして、ただ泣き崩れていました。
もう限界だったんだろう。
まだ小学四年生の子どもには背負うモノが多すぎたのだろう。
虐待、家庭内暴力、兄への虐め、両親の不仲。
10歳の子どもには受け入れる事はとてもじゃないけどできませんでした。
それから、ずっと泣き続けていました。
「もう・・・耐えられないよ・・・。」
小さな声で発した言葉は、本当に切なく辛いものでした。
誰も助けてなんかくれないんだ・・・。
誰も言えないんだ・・・。
誰にも頼れないんだ・・・。
死にたかった……。
ただ単に死にたかったんです。
この苦しみから解放されるならば、命なんていらない。
この悲しみから解放されるならば、命なんていらない。
この絶望から解放されるならば、命なんていらない。
この辛さから解放されるならば、命なんていらない。
命なんていらない。
そう強く思っていました。
悲しい事ですが、これが僕の現実だったのです。
しかし、これ以上の痛みが僕を襲う事になると誰が予想できたのでしょう。
2007年6月2日土曜日
2007年5月30日水曜日
止まる時間、流れる血
「ドゴォ!!」
兄が母親を殴った音はリビングに響き渡りました。
倒れる母親。
兄はボロボロと泣いていました。
きっと、限界だったのでしょう。
そこまで学校での虐めは酷いものだったのだと思います。
母親は骨折しました。
水腎症という障害を乗り越え、生き長らえた命。
それを虐めという計り知れない脅威が、兄を襲っていたのでしょう。
何ヶ月も病院へ泊り込み、看病してくれた母親への暴力。
それは兄が完全に壊れてしまった事を表していました。
兄はその場で泣き崩れていました。
とにかく、母親を病院へ連れて行こうと思い母親に近づくと
「大丈夫だから。自分で病院行くから。」
小さな声でそういって家を出て行きました。
その間も兄は泣いていました。
毎晩繰り返される母親と父親の喧嘩、ストレス発散に使われる子ども、虐められる二人の兄。
一体、何が正常なのかさえ解かりませんでした。
涙が僕の頬を静かに流れていきました。
もう……戻れない。
何もかもが終わった。
必死で仲良し家族を作っていたが、今日で全てが終わりだ。
家族への絶望、虐めを放置する先生、虐待をする両親への激しい怒り、誰にも言えない悲しみ。
心は本当に混沌としていました。
全ての負の感情が体の中で渦巻いていました。
もう終わりだ・・・。
張り詰めた糸が切れた瞬間でした。
あの日の夜、僕は初めて自殺未遂をしました。
次男の目の前で刺身包丁でお腹を刺そうとしたんです。
「俺なんて産まれて来なければ良かったんだろ!だったら死んでやるよ!!」
そう泣き叫びお腹に包丁を刺そうとした瞬間、次男が飛び込んできて止めてくれました。
次男は号泣していました。
「死んじゃダメだよ・・・。それだけはダメだよ・・・。」
泣きながら小さな声で言いました。
僕も号泣していました。
辛かった・・・。
助けて欲しかった。
普通の家庭に産まれたかった。
虐めを無視して欲しくなかった。
あの夜、溜まっていたものが全て爆発したのでしょう。
兄が母親を殴った音はリビングに響き渡りました。
倒れる母親。
兄はボロボロと泣いていました。
きっと、限界だったのでしょう。
そこまで学校での虐めは酷いものだったのだと思います。
母親は骨折しました。
水腎症という障害を乗り越え、生き長らえた命。
それを虐めという計り知れない脅威が、兄を襲っていたのでしょう。
何ヶ月も病院へ泊り込み、看病してくれた母親への暴力。
それは兄が完全に壊れてしまった事を表していました。
兄はその場で泣き崩れていました。
とにかく、母親を病院へ連れて行こうと思い母親に近づくと
「大丈夫だから。自分で病院行くから。」
小さな声でそういって家を出て行きました。
その間も兄は泣いていました。
毎晩繰り返される母親と父親の喧嘩、ストレス発散に使われる子ども、虐められる二人の兄。
一体、何が正常なのかさえ解かりませんでした。
涙が僕の頬を静かに流れていきました。
もう……戻れない。
何もかもが終わった。
必死で仲良し家族を作っていたが、今日で全てが終わりだ。
家族への絶望、虐めを放置する先生、虐待をする両親への激しい怒り、誰にも言えない悲しみ。
心は本当に混沌としていました。
全ての負の感情が体の中で渦巻いていました。
もう終わりだ・・・。
張り詰めた糸が切れた瞬間でした。
あの日の夜、僕は初めて自殺未遂をしました。
次男の目の前で刺身包丁でお腹を刺そうとしたんです。
「俺なんて産まれて来なければ良かったんだろ!だったら死んでやるよ!!」
そう泣き叫びお腹に包丁を刺そうとした瞬間、次男が飛び込んできて止めてくれました。
次男は号泣していました。
「死んじゃダメだよ・・・。それだけはダメだよ・・・。」
泣きながら小さな声で言いました。
僕も号泣していました。
辛かった・・・。
助けて欲しかった。
普通の家庭に産まれたかった。
虐めを無視して欲しくなかった。
あの夜、溜まっていたものが全て爆発したのでしょう。
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