2007年11月4日日曜日

死の淵から見える景色

その後、家に帰らず友達に会いに行きました。

会った瞬間、涙がこぼれました。







「会いたかった、本当に会いたかったんだよぉ・・・。」







滲み出るような声は小さく震えていました。

死にたい思いと、友達と離れたくない思いが激しい葛藤をしていたんです。

心の底から死にたい、心の底から友達と離れたくない。

そして、葛藤が続くとまたいつもの感覚に襲われるのです。







自分が自分で無い感覚。






自分の手が自分の手に見えない。

誰か、他人の体を借りて自分が動いているような感覚。

あらゆるプラスの感情を感じる事が無い心。

苦しみや悲しみや辛さも和らぎます。

しかし、マイナスの感情だけは消える事はありませんでした。







自殺願望は強くなるばかりでした。







腕を切る回数も増えました。

親と兄を憎む気持ちも激しくなりました。

こんな汚い自分が生きている事が許せなくなりました。







壊れた心に誰も、僕自身でさえも気付かずに時間は流れました。













そんな壊れた心を持って限界まで生きていたある日の事でした。