家族を見て泣いた日の夜。
僕の心はいつもよりも軽くなったような気がしていました。
涙が何かを流してくれたのかもしれません。
そして、急に僕の視野が広くなりました。
痛みを知る事で、優しくなる事が出来る。
心の痛みという見えない部分の闇を、僕は感じる事が出来る。
なぜなら、僕自身が通ってきた道だから。
まだ通っている途中だけど、どうやってここまで乗り越えてきたのかは知っている。
今、世の中には
誰にも言えず、深い傷を負ったまま生きている人がいる。
誰にも悟られないように傷を隠し生きている人がいる。
居場所も無く、ただ苦しみながら生きている人がいる。
涙さえ流せないほどの絶望の中で生きている人がいる。
自分の手さえ見えない暗闇で生きている人がいる。
今までの自分がそうであったように。
そんな人たちの為の居場所が必要だと思ったんです。
逃げても良い、生きてさえいれば。
生きていればきっと傷は癒える。
生きる事から逃げなければ、きっと大丈夫なんだ。
半ば願いにも近い気持ちでした。
そして、僕はMIXIの中にコミュニティを立ち上げる事にしました。
名前は「言えない心の傷」。
まだ癒えきっていない心で立ち上げたものが、僕の人生を少しずつ変えていく事になるなんて想像もしなかった。
2008年1月1日火曜日
氷点
あの頃の僕の精神は非常に不安定でした。
何も感じない時がほとんどでしたが、急に涙が溢れる事があったり。
何も感じない時を言葉で表すなら、「凍った心」だと思います。
氷のように固く、冷たい心でした。
自分で自分が解からない。
ただ激しい自殺願望だけは消える事はありませんでした。
そして去年の八月。
忘れもしない。
外での用事を済ませ、帰る途中でした。
時間は夕暮れ。
夏の夕暮れらしく、空は紫色になっていました。
歩きながらふと目に入ってきたものがありました。
それは家族でした。
僕は彼らを後ろから見ていました。
父親と母親の間で小さな男の子が手を繋いで歩いていました。
その後姿はとても幸せそうに見えました。
なんとなく足が止まって、見つめてしまいました。
母親が片手に買い物袋を持っていました。
これから夕食を作るのでしょう。
ありふれた普通の家族でした。
夕日を正面にして、歩くその姿はとても綺麗だった。
そしてその家族は道を曲がって僕の視界から、ゆっくりと消えていきました。
その瞬間。
涙が溢れました。
何故だろう?
今でも解かりません。
涙が溢れたんです。
羨ましかったのかもしれません。
自分もあぁやって歩きたかったのかもしれません。
単純な憧れだったのかもしれません。
僕の心の傷を優しく包んでくれたような気がしました。
心はゆっくりと氷点から這い上がろうとしていました。
何も感じない時がほとんどでしたが、急に涙が溢れる事があったり。
何も感じない時を言葉で表すなら、「凍った心」だと思います。
氷のように固く、冷たい心でした。
自分で自分が解からない。
ただ激しい自殺願望だけは消える事はありませんでした。
そして去年の八月。
忘れもしない。
外での用事を済ませ、帰る途中でした。
時間は夕暮れ。
夏の夕暮れらしく、空は紫色になっていました。
歩きながらふと目に入ってきたものがありました。
それは家族でした。
僕は彼らを後ろから見ていました。
父親と母親の間で小さな男の子が手を繋いで歩いていました。
その後姿はとても幸せそうに見えました。
なんとなく足が止まって、見つめてしまいました。
母親が片手に買い物袋を持っていました。
これから夕食を作るのでしょう。
ありふれた普通の家族でした。
夕日を正面にして、歩くその姿はとても綺麗だった。
そしてその家族は道を曲がって僕の視界から、ゆっくりと消えていきました。
その瞬間。
涙が溢れました。
何故だろう?
今でも解かりません。
涙が溢れたんです。
羨ましかったのかもしれません。
自分もあぁやって歩きたかったのかもしれません。
単純な憧れだったのかもしれません。
僕の心の傷を優しく包んでくれたような気がしました。
心はゆっくりと氷点から這い上がろうとしていました。
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