2008年1月19日土曜日

没頭

それから、僕の日課は書き込みへのレス付けでした。

日々、増える書き込みに一つ一つレスを返す。

時間は掛かりましたが、負担に思った事はありませんでした。

一つの書き込みに15~30分、多い時は1時間ぐらい掛けて。








そうする事で自分の事を考えずに済んだからなのかもしれません。







多分、あの頃にまともに自分の心とは向き合えなかったのだと思います。

今もそうですが、弱く愚かな人間でした。

それでも、レスのお礼を言われると嬉しく思いました。







こんな自分でも出来る事があるんだ。






受け入れる、ただそれだけ。

ただそれだけの事も満たされず、心の傷と闘う人がこんなに居る。

書き込みが増える度に心が締め付けられるようでした。

だけど、全ての書き込みを真剣に読み、真剣にレスをしました。







もちろん、良い事ばかりではありませんでした。






受け入れる場所として作ったコミュニティ。

しかし、僕が生理的に拒絶反応を示す書き込みも少なからずありました。







受け入れる場所。





自分にとって都合の良い人間だけを受け入れるんじゃない。

最低限のモラルさえ守れるのなら、誰でも受け入れる場所にしなければ。

自分の独断や偏見で門を狭くしてはならないんだ。

嘘の言葉は一度も並べたつもりはありませんが、そういった書き込みに対してはレスは短めだったかもしれません。









人数もそんなに増えないだろうし、少しぐらいの我慢は必要だろう。







そのぐらいに考えてました。













ネットに依存する事で、自分の事を一時的に忘れようとしたのだと思います。

2008年1月14日月曜日

前だけを見て

ミクシー内でコミュニティを作ってから、僕は不安定な心を何とか保ちながら管理人をしていました。

そして、需要はすぐにありました。

コミュの参加者は一日平均で10人ずつ増えていきました。








毎日書き込まれる悲痛な叫び。






まるで自分の分身を見ているかのような書き込みさえありました。

これだけ傷ついた人が居るんだ・・・。

生きているだけで体が裂かれていくような苦痛を感じながら生きている人の如何に多い事か。








リストカット、いじめ、自殺願望、鬱、死別。







コミュニティを作ってから一週間ほどで、こういった書き込みがありました。

どれほどこの人たちは辛いんだろう。

誰にも言わず、友達にさえ言えずに一人で抱え込んできたんだろう。

見ているだけで、僕の心まで苦しくなってくるような書き込みばかりでした。









何とかしたい、生きていて欲しい。








偽善と言われても構わない、本当にそう思った。

顔も見たことも無い相手に何故そこまで親身になったのか。

それは当時は解かりませんでした。

きっと、自分に重ね合わせていたんだろうと思います。








そして、書き込みには一つ一つ返事を書きました。








真剣に読んで、何度も書き直しながら。

時には涙を流しながら返事を書きました。

それだけ悲痛な書き込みでした。








誰にも言えなかった苦しみを吐き出して欲しい。







強くそう思いました。

今もその思いは変わりません。

避けようの無い苦しみを、何故人は味わう必要があるのだろう・・・?

答えの無い疑問は自分の中で空回りするだけでした。








きっと神様なんて居ないんだ。







諦めたような、ため息が出ました。













それから毎日のように書き込みは増えていきました。